第1章 XOOPS Cubeインストールのための事前準備

第1章 XOOPS Cubeインストールのための事前準備

動作環境の確認

XOOPS Cubeを動作させるにはAMP環境が必要となります。

AMP環境とはApache(Webサーバー)・MySQL(データベース)・PHP(言語インタプリター)の3つの頭文字をとった略語です。

それぞれはインターネットサーバーに実装される機能で、実際にはサーバー管理者が管理します。

最近ではレンタルサーバーでもこの環境を提供しているところも多数ありますが、本書ではテスト用としてご自分のコンピュータにXAMPP for Windowsを使って環境を設定しインストールする方法を解説します。

Mac、Linuxをお使いの方は環境に合わせたXAMPPを使ってお進みください。

XAMPP for Windowsをインストールして動作環境を準備する

WindowsまたはMac、Linux上に簡単にAMP環境を構築できるツールで、APACHE FRIENDSで提供しています。(本書執筆時 2011年10月の最新版は1.7.7です。)

XOOPS Cubeを学習する第1歩は、環境を整えることです。

XOOPS Cube Legacy 2.2.0はPHP5.3.1には対応していますが、それ以降のPHPバージョンではエラーを出力します。(最新のPHP仕様に適応していないためにエラーが発生します。)

本書ではXOOPS Cube Legacy 2.1.8との併用も考慮してXAMPP for Windows 1.7.1を利用します。

参考

XOOPS Cube Legacy 2.1.8はPHP5.3.xに対応しておらず、PHP5.2.xを利用する必要があります。

XAMPP for Windows 1.7.2以降はPHP5.3.xが実装されているのでうまく動作しません。

XOOPS Cube Legacy 2.1.8を利用する場合はXAMPP for Windows 1.7.1以前のものをインストールします。

※実際のLinuxサーバーではLinux標準のApache(Webサーバー)・MySQL(データベース)・PHP(言語インタプリター)を組込んで運用するのが一般的な方法です。

XOOPS Cubeを運用する場合は、サーバーのPHPのバージョンを5.2.xにする必要があります。

APACHE FRIENDSからXAMPP for Windowsをダウンロードする。

http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html

にアクセスしてXAMPP for Windowsをダウンロードします。

xampp_01.png

ページ内の「Source Forge」へのリンクをクリックします。

xampp_02.png

Source Forgeのページに移動します。

ページ内のXAMPP Windowsのリンクをクリックします。

xampp_03.png

XAMPP Windowsのページに移動するので、「1.7.1」のリンクをクリックします。

xampp_04.png

1.7.1のページに移動するので、「xampp-win32-1.7.1-installer.exe」をクリックします。

xampp_05.png

ダウンロード可能状態になりますので自分のわかりやすい場所に保存します。

ダウンロードされるファイル名は「xampp-win32-1.7.1-installer.exe」です。

XAMPP Windows版のインストール

ダウンロードしたファイルをクリックするとインストールが開始されます。

xampp_install_01.png

インストールする言語で「Japanese」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

xampp_install_02.png

セキュリティに関するメッセージが表示されますので「OK」ボタンをクリックします。

xampp_install_03.png

セットアップウィザードが開始されるので「次へ」ボタンをクリックします。

xampp_install_04.png

インストール先選択画面になります。

デフォルトのインストール先は「c:\xampp」になっています。

インストール先を確認して「次へ」ボタンをクリックします。

※インストール先をユーザーのドキュメント内のような他からアクセス制限がかかる場所に指定しないでください。各ドライブ直下のルートにインストールするのが無難です。

xampp_install_05.png

オプション選択画面になります。

デフォルトのまま「インストール」ボタンをクリックします。

xampp_install_06.png

インストールが開始され、しばらくするとインストール完了の画面が表示されます。

xampp_install_07.png

「完了」ボタンをクリックしてインストールを終了します。

xampp_install_08.png

コントロールパネルを起動するかたずねてくるので「はい」ボタンをクリックしてコントロールパネルを起動します。

※コントロールパネルはデスクトップに作成される「XAMPP Control Panel」ショートカットアイコンでも起動できます。

xampp_control_01.png

「Apache」「MySql」の「開始」ボタンをクリックしてそれぞれ起動します。

(それぞれの起動には時間がかかったりするので、ゆっくり操作を行った方が安全です。)

Windows 7、Vistaをご利用の場合は次のようなファイアーウォールのセキュリティ警告画面が表示される場合があります。

(Apache、MySqlのポート使用のアクセス許可です。)

xampp_control_02.png
xampp_control_03.png

ファイアーウォールのセキュリティ警告画面が表示されたら「アクセスを許可する」ボタンをクリックして許可します。

xampp_control_04.png

これで「Apache」「MySql」の起動は完了です。

起動後は「閉じる」ボタン(「×」)をクリックしてかまいません。

XAMPPのコントロール画面は閉じてもタスクバーに表示されるので、アイコンをクリックして再びコントロール画面を開くことができます。

xampp_control_05.png

XAMPPの終了

xampp_control_06.png

XAMPPを終了する場合は、「Apache」「MySql」をそれぞれ「停止」ボタンで終了させた後、「Exit」ボタンをクリックして終了します。

XAMPPの動作確認

ブラウザで「http://localhost/」 または 「http://127.0.0.1/」 を開きます。

xampp_runcheck_01.png

トップページが表示されるので、「日本語」をクリックします。

xampp_runcheck_02.png

上記の画面が表示されればインストールは完了です。

XAMPP各種設定はこの画面から行うことができます。

XAMPPに実装されているApacheが参照するフォルダは「c:\xampp\htdocs」となります。(デフォルト)

XAMPPにXOOPS Cubeをインストールするには、「htdocs」フォルダにファイルをコピーしてブラウザでアクセスしてセットアップします。

左側メニューの「phpinfo()」をクリックすると現在のPHPの設定が確認できます。

xampp_runcheck_03.png

実装されているPHPのバージョンはここで確認ができます。

これでXAMPPの動作確認は終了します。

XOOPS Cubeで使用するデータベースの準備

XOOPS Cubeインストール時に必要なデータベース情報

サーバー名

データベース名

データベースユーザー名

データベースパスワード

標準の文字セットコードをUTF-8に設定します。

※XOOPS Cubeはユーザーが使用する文字コードを自由に変更できます。
バージョンによってはEUCが便利な場合もあります。

XAMPP環境でデータベースを作成する

XAMPPの管理画面で「phpMyAdmin」をクリックします。

xampp_db_01.png

MySqlの管理ページが表示されます。

xampp_db_02.png

ページ下部にセキュリティに関するワーニングが表示されていますが、これはrootのパスワードが未設定なために表示されています。

テスト環境では問題ないので無視します。

気になる方はrootのパスワードを設定すれば表示されなくなります。

続いて画面上部にある「特権」パネルをクリックします。

xampp_db_03.png

このページでデータベースユーザーを管理します。

画面上の「新しいユーザーを追加する」をクリックします。

ユーザー追加のページが表示されるので、新しいユーザーとデータベースを一括で作成します。

xampp_db_04.png

ここでは「xoops_db」というユーザーとデータベースを同時に作成します。

ユーザー名

左側のリストで「テキストフィールドの値を利用」を選択して右側のフィールドにユーザー名「xoops_db」を入力します。

ホスト

左側のリストで「ローカル」を選択すると自動的に右側のフィールドに「localhost」が入力されます。

パスワード

左側のリストで「テキストフィールドの値を利用」を選択して右側のフィールドにパスワードを入力します。

パスワードは半角英数なら何を入力してもかまいません。

もう一度入力してください

確認のため上記と同じパスワードを入力します。

※ここで設定したパスワードはデータベース接続用のパスワードとなりますので忘れないようにどこかに記録しておきましょう。

パスワードを生成する

パスワードを自動的に生成したい場合に使います。

「作成する」ボタンをクリックすると自動的にパスワードが生成されて。パスワードともう一度入力してくださいのフィールドに自動的に入力されます。

パスワードを生成した場合は忘れないようにどこかに記録しておきます。

ユーザ専用データベース

「同名のデータベースを作成してすべての特権を与える」を選択してユーザーの追加と同時にデータベースを作成します。

設定が終わったら画面右下の「実行する」ボタンをクリックしてユーザーとデータベースを作成します。

xampp_db_05.png

無事にユーザーが作成されたことを確認します。

※ここで設定したアカウントおよびパスワードはデータベースを利用するためのものなので、他のアカウントおよびパスワードとは区別して管理しておきます。

続いてデータベースを確認します。

上部の「データベース」パネルをクリックします。

xampp_db_06.png

データベースも作成されていることを確認します。

左側のデータベース一覧にも反映されてデータベースが追加されたことを確認できます。

続いてデータベースの照合順序の設定をおこないます。

作成したデータベース「xoops_db」をクリックしてデータベース管理ページを表示します。

xampp_db_07.png

上部の「操作」パネルをクリックします。

xampp_db_08.png

照合順序の項目で「utf8_unicode_ci」を選択して「実行する」ボタンをクリックします。

xampp_db_09.png

これでデータベースの準備はできました。

※データベースの設定を終了するにはブラウザを閉じることで終了となります。

今回作成したデータベースの設定は以下のとおりです。

サーバー名 「localhost」

データベース名 「xoops_db

データベースユーザー名 「xoops_db」

データベースパスワード 「ご自分で設定したパスワード」

データベース文字セット 「UTF-8」

これでXAMPPでのデータベース設定は終わりです。

ブラウザを終了します。

XOOPS Cubeのダウンロード

XOOPS Cube日本サイトで「今すぐダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。

http://xoopscube.jp/

xoops_dl_01.png
xoops_dl_02.png

「XOOPS Cube日本サイト」のダウンロードページ

ダウンロードページへ移動したらバージョン2.2.0の「ダウンロード」をクリックします。

xoops_dl_03.png

Source Forgeへ移動してダウンロード可能状態になりますので自分のわかりやすい場所に保存します。

ダウンロードされるファイル名は「Package_Legacy_2_2_0.zip」です。(本書執筆時)

ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたファイルを解凍して同梱されているフォルダを確認します。

xoops_dl_04.png

Webサーバーへの転送

XOOPS Cubeのインストールはサーバーに必要なファイルを転送してからWebページにアクセスしてインストールをおこないます。

通常Webサーバーへの転送はFTPクライアントソフトで転送しますが、ここではローカル環境なのでファイルのコピー、貼り付けで行います。

ここからはローカルのXAMPPインストール場所を「c:\xampp」として説明しますので、それぞれのインストール環境に合わせて読み替えてください。

※通常「http://localhost/」で参照されるフォルダは「c:\xampp\htdocs」となります。

展開したソースファイルの「html」フォルダをフォルダごと「c:\xampp\htdocs」内にコピーします。

同様に「xoops_trust_path」フォルダをフォルダごと「c:\xampp」内にコピーします。

※「xoops_trust_path」フォルダはWebでアクセスできない位置に置く必要があるので「htdocs」内ではなく、その一つ上の階層にコピーします。

続いて「Package_Legacy_2_2_0」はデフォルトで英語環境用のパッケージなので、日本語を使用するための追加ファイルをコピーします。

「extras」フォルダを開きます。

展開されたフォルダ

xoops_dl_05.png

開いたフォルダ内の「extra_languages」フォルダを開きます。

xoops_dl_06.png

開いたフォルダ内の「ja_utf8」フォルダを開きます。

※EUC環境で使いたい場合は「japanese」フォルダを利用します。

xoops_dl_07.png

開いたフォルダ内の「install」「language」「modules」の3フォルダを先ほどコピーした「html」内にコピーします。

※「html」内にはあらかじめ同名のフォルダが存在しているので、マージすることになります。(フォルダごと上書きするとマージされます。)

同様の手順で「extra_modules」内にある「sysyem」「altsys」も転送します。

これでインストールを開始する前の準備は終了です。